年々増加する介護人口

 皆さんは介護を行ったことがありますか? その大変さは実際に介護をした人しかわからないかもしれません。 介護が必要になる1番の原因は脳卒中だそうです。 ある日突然、夫が脳卒中に・・・ その瞬間それまでの生活は一変します。 後遺症が残ったりしたなら毎日介護を行わなければなりません。 しかも相手は人間です。疲れたと言って休むわけにもいきません。 そんな状態が何年も続くんです・・・ 精神的に疲れ果てて、介護を放棄してしまったり、中には死んでしまった方が楽だ、なんて考えてしまう人もいるようです。 私の母親も祖母を介護している時は、精神的・身体的に疲れ果てて辛そうでした。

 最近は高齢化も進んできて、老老介護なんて言葉もよく聞くようになりました。 その名の通り、老人が老人を介護する・・・若い人が行っても大変な介護、年配の方が行うのがどれほど大変かと感じますね。 そんな介護の常識が覆るような発見が最近の研究でされたとのこと!! 介護の仕方で脳が生まれ変わり、体の機能が改善する可能性も高いとのことですよ。その介護方法とは?

脳の可塑化で機能回復

 ためしてガッテンでは、脳卒中で寝たきりになってしまい、言葉も上手く話せなかった方が 介護を通じて驚くほど回復したという例が紹介されていました。 一般的に脳卒中を発症した後の回復は、発症後半年経過してしまったら、リハビリを行ってもそれ以上良くなることは難しいそうです。 しかしこの方は、半年以上たってからそのある方法を行って、今では歩くことも話すことも出来るようになったとのこと。 それは介護によって脳が可塑化したからということです・・・ 可塑化?一体どういう意味なんでしょうか?

 可塑化とは、脳の別の場所が、その場所とは違う動きを担当するようになることだそうです。 脳は一度細胞が壊れてしまったら二度とは元に戻らない、というのは皆さん知っていると思います。 しかし、人間の脳には、その失われてしまった脳の部分を、他の部分で担当するような機能があることがわかったとのこと。 つまり介護の仕方によって、脳の可塑化を進めてやれば、また以前のような状態に回復する可能性が大いにあるんですね。

 さらに、リハビリ中にある簡単な方法を行うことで機能回復までの時間が2/3になったという研究結果があるそうです。 それがリハビリを終わった後にとにかく誉めるということ。 『できた時にすぐに誉める』『具体的に誉める』ということがとても重要だそうです。

脳を生まれ変わらせる介護法

 ためしてガッテンで紹介された夫婦の方が行っていた介護の仕方をします。 まずかかってきた電話は本人に出てもらうようにしたそうです。 本人が困ってしまったら電話を替わるようにしたことで、少しずつですが話が出来るようになったんですって。 また、玄関に椅子を置いてしゃがみ込まずに靴を履けるように工夫したことで、自分で靴を履ける練習が出来て 徐々に1人で行うことも出来るようになったようです。 これは今までの介護の常識から考えると驚くようなことなんだそうです。 介護する側としても、少しずつ良くなるのを見たら、もっと良くなって欲しいと介護が楽しくなりますし、 介護を受ける側としても、自分が回復してくるのを感じることが出来れば、より頑張ることができますよね? 今までは本人にやらせるのは可哀想とか辛いからという理由で、ほとんど全てのことをやって上げてしまうという考えが ほとんどだったようです。しかし、辛いことも本人に行ってもらうことで、脳の可塑化がおこり、回復につながるように なるんですね。 たとえ今日が辛くても、そのぶん明日は少しでもラクになるというのがこの新しい介護の考え方なんですね。

 専門の先生がおっしゃっていたポイントとしては
1.達成可能な小さな目標から始めて段階を追っていくこと。
2.本人が出来るような工夫をすること。
これらの2つをセットにするのが大切だそうですよ。 その人の状態によって有効な介護の仕方も変わってくるようです。今では、リハビリや家族への指導を行ってくれる サービスもあるそうですから、そのようなサービスを受けることも良いそうです。 辛い介護から楽しい介護へ。まさに新しい介護法、皆さんも取り入れてみて下さい。