謎の骨折が急増中

 今、転んだときに起きる謎の骨折が急増しているんだそうです。 なぜか人間の数ある骨の中でも一番太い『大たい骨』だけが折れてしまうそうです。 その約半分の方が介助なしには歩けなくなってしまうんだとか・・・ この謎の骨折は年間およそ15万人の方が経験しているそうで、その予備軍は全国で4700万人もいるとのこと! なんとこの謎の骨折、被害者はこの20年間で約3倍にまで増えているそうです。 大たい骨は太ももの部分にある太い骨ですから、そう簡単に折れるワケありませんよね? 実際に骨折した方の意見を聞くと、骨がスカスカになる骨粗鬆症ということもなく、 折れた瞬間も一瞬の出来事で、何が原因か分からないとのこと。一体どういうことでしょうか?

なぜ転倒してしまうの?

 最新の科学技術でいろいろな転倒の仕方について実験したところ、特に横か斜め後ろ方向に転ぶと 大たい骨骨折の危険が高いことが分かったそうです。 折れる部分は骨盤と大たい骨の付け根の部分なんだそうです。 このような転び方をしてしまうと、大たい骨の一番弱い部分に衝撃が大きくかかってしまい、骨折してしまうんですね。 ではどうしてこのような危ない転び方をしてしまうんでしょうか?

 中高年の場合、脳や神経での処理項目が増えると体の反応速度が遅くなるそうです。 つまり予期できないような事が起きた場合、例えば急につまずいた時や、足を踏み外した時などには とっさに反応することが出来ずに、危ない転び方をしてしまうんですね。 もちろん脳では手を出して防ごうとする信号は出してはいるんですが、それを実行する体の反応が遅いため、間に合わないんですね。 普段生活している時は、私たちは予期しながら行動しています。そのため、とっさの時の反応速度が遅くなっていることに 気付いていない方が多いそうです。

メカノレセプターーとロコモティブシンドローム

 私たちは手足を動かすとき、その位置や動きの情報を常に脳に送っているそうです。 そのため、脳は自分の手足がどれくらいの早さで動いていて、どこまで上がっているかなどを正確に把握することができるんだそうです。 この働きをメカノレセプターというそうで、全身の筋肉や関節にある機能なんだそうです。 つまり、このメカノレセプターがちゃんと働いていないと自分が思っように手足が動いてくれないことがあるんですね。 これは年齢を重ねるごとに働きが鈍くなるそうですが、もう一つ、メカノレセプターのズレが大きくなる要因があるとのこと。

 それが変形性ひざ関節症という症状を持っている方だそうです。 これは軟骨がすり減ってくる病気だそうで、知らないうちに症状が進行していく特徴があるようです。 この変形性ひざ関節症の推定患者数は自覚症状のない人も含め、約2500万人もいるそうです。 他にも、腰痛・ひざ痛・首の痛み・骨粗鬆症なども転倒の危険がある病気なんだそうです。 これらを総称してロコモティブシンドロームと言うそうですが『座って靴下を履くようになった』『家の中でよくつまずく』 『手すり無しで階段を上れない』などの症状がある人は、ロコモティブシンドロームの可能性が高いとのことです。 しかし、これらの病気を治したとしても、それによってメカノレセプターの働きが改善することはないんだそうです。 そのため、転倒しないような全体的な対処法も行う必要があるそうです。

メカノレセプターを改善する体操

 ためしてガッテンで放送されたメカノレセプターを改善する体操を紹介します。

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1.椅子にあさく腰掛けて息を吐きながら肩をおとすようにして、両手を前に伸ばす。
2.息を吸いながら両手を下に下ろしながら、おへそを前に出すように胸をはる。

A
1.椅子にあさく腰掛け、体を潰すようにして曲げて手の指先を床につけ、足の指に力を入れる。
2.その状態から体を倒したまま手を出来るだけ前に伸ばす。
3.手の平を上に返して、体を起こしながら手を軽く握ってわき腹まで持ってくる。
4.右拳を前に突き出し、左のひじを引きながら後ろを見る。
5.突き出した右拳をゆっくり戻して反対の手も同じように突き出しながら後ろを見る。

B
1.立って右足のかかとを前に出す。
2.左の足に重心をかけたまま状態を沈み込んで行く。
3.重心を右足に移しながら両手を下から上に伸ばす。
4.手をゆっくり横から下ろして左の足に重心を戻す。
5.左手で椅子につかまる。
6.左足だけで立ちながら右膝を引き上げかかとをけり出し手はゆったりと横に伸ばす。この時ひざを伸ばし、
   つま先は自分の方に向ける。
7.これを左右両方行う。