痛みとは

 全国に1700万人に患者がいるといわれている慢性痛。日本国民の約7人に1人は、この慢性痛に悩まされている計算になります。 まず痛みと聞くと、ほとんどの人が不快な印象を持つのではないでしょうか。 痛いのが好きという人もごくまれにいるようですが(笑) しかし痛みとは、私たちが生きていく上で、とても重要な役割を担っているとのことです。

 ためしてガッテンの番組内では、痛みを感じることの出来ない病気についても紹介していました。 痛みを感じることが出来ないため、体に無理をする体勢を取ってしまったり、どこかを怪我しても、 気付かないことがあるそうです。例えば一般的な場合、骨折をした場合、尋常ではない激痛が走りますよね。 これによって私たちは、こんなに痛いのだから、症状もひどいだろう、早く手当をしなければと 思うことができます。しかし痛みを感じることの出来ない人は、そういった異常に気付かず、最悪の場合命を落としてしまう方もいるそうです。 そういった、私たちには想像も出来ないような苦労をしている方がいることを考えれば、 痛みがあることは幸せであると言えるかもしれません。 このことからも、痛みは、自分の体の何処かに異常があることを知らせてくれる、重要な役割を担っていることがわかりますね。

慢性痛の原因

 慢性痛も、体に悪い部分があることを知らせてくれているのでしょうか。 長期間痛みが続くのだから、かなり症状が進行しているのではと思う方もいると思います。 実は慢性痛にはなんの意味も無いそうです。 意味もなく痛みを感じ続けているなんてショックですよね。 この慢性痛、原因と治療法はあるのでしょうか。

 慢性痛に悩まされている人のほとんどは、体の表面ではなく内面に痛みを感じているそうです。 それも神経の通っている部分。これは一体どういうことなのでしょうか。 皆さんも経験したことがあると思いますが、正座していた後の足がしびれているときに、 誰かに突っつかれたりすると激痛が走りますよね。 慢性痛は簡単に言うと、あれがずっと続いている状態だそうです。 人間には触覚、交感神経、痛みの神経といった、いろいろな神経が通っているそうです。 慢性痛はこれらの神経に異常があることで引き起こされるそうです。 怪我をしたときは、神経も傷ついてしまいます。通常なら神経も怪我と一緒に元通りに治るのですが、 その治る過程で、触覚や副交感神経や痛みの神経が混線してしまうことがあるそうなんです。 この状態では、触覚で感じた、何かに触れたという感覚や、副交感神経で感じたストレスが、脳に伝わる過程で痛みの神経にも伝わってしまうとのことです。 つまり、生活していれば絶えず痛みを感じてしまうわけです。これが慢性痛の原因だそうです。

 さらに原因として、痛みを感じ取る脳に異常が起きている場合もあるそうです。 長い間、痛みを我慢していたりすると、その痛みが脳に刻み込まれてしまうことがあるそうなんです。 そうなってしまうと、次からはほんのわずかな痛みでも、脳が、刻み込まれた痛みの大きさとして認識してしまうとのこと。 日本には、痛みに耐えるのも美徳として考えられる文化がありますが、それは良くないとのことです。 古傷が痛むとか神経痛というものも慢性痛の一種だということですよ。


慢性痛の治療法

 慢性痛はその痛み事態が病気のため、その痛みを取り除くことに特化した治療を行わなければならないとのことです。 神経ブロックという、痛みの信号が神経を通るのをブロックする麻酔薬や、痛みの部分に直接作用する消炎鎮痛薬、また、 モルヒネなどの脳に作用する薬を用いて治療を行うそうです。 さらにリハビリによる理学療法、レーザー治療などでも治療できるそうですよ。 治療は主に麻酔科や、ペインクリニックといわれる病院で受けられるそうです。 痛みを早く取ってしまえば、慢性痛への移行も抑えられる可能性が高いとのこと。

 元の病気から慢性痛になったのを見極めるポイントとしては、痛みの種類が変わるとのことですから、その症状を 見逃さずに治療をうけるのが良いと思います。 専門の先生曰く、痛みを感じ始めてからの時間が長ければ長いほど、治療にも時間が掛かるとのこと。 そうなってしまえば時間もお金も掛かってしまいますし、何より自分が一番辛いですからね。 痛みを感じたら我慢せず、早く治療するのがベストのようです。

 また、肩こりや腰などのコリも慢性痛として取られていることが多いようです。 このコリの場合、血流なども大きく影響していることが考えられます。 実際に薬局や病院などでも、コリをほぐす湿布や塗り薬を処方してくれることが多いですよね。 このようなコリの場合は自分で治すことができるでしょう。 特に肩や首、腰などはコリとなっている方が多いようです。 今では、専用の湿布やジェルなどは薬局で手に入りますし、磁気や赤外線を使用してコリをほぐしたり予防してくれるような 製品も販売されていますから、試してみるのも良いでしょう。早めに治療をして、気持ちの良い生活が出来るようにしましょう。