声の重要性

 いきなりですが、ある日突然声が出なくなってしまったら、一体どうしますか? 普段日常の生活を考えてみると、私たちは声に出してしゃべることによって 人とのコミュニケーションを取っていますよね。そんな自分の声が突然でなくなってしまったら・・・ 考えただけでも恐ろしくなります。私は大丈夫、と思っている人も多いかもしれません。しかし 決して人ごとでは無いとのことですよ?

 その前に声について少し考えてみましょう。初めて会った人の第一印象は、見た目、そして声も大きく 関わっているとのことです。そう考えてみると、声はその人の個性と言っても過言ではないでしょう。 皆さん一度は聞いたことがある時報やNTTの留守電、エスカレーターのナレーション。 非常に美しい声ですが、あの声の主、皆さんはどんな方だと想像しますか? 中村敬子さんという方で現在61歳だそうです。想像と違った方も多いのでは? 顔がわからない場合、声でその人の人柄や性格まで、何となく想像してしまいませんか? 例えば、かかってきた電話で、声を聞いただけで相手が誰だかわかることありますよね? このようなことからも、声はその人を特徴づける大切なものだということがわかりますね。

 また、人間は声を言葉にして発することが出来ます。 これは他の動物には出来ないことです。犬やネコからしたらそんなことないって怒られるかもしれませんが(笑) そんな素晴らしい能力を備えた私たちですが、その声が出なくなってしまったら・・・ 皆さんも想像してみて下さい。

声帯の萎縮:廃用症候群

 そんな私たちに必要不可欠な声ですが、ある日突然出なくなってしまう人が最近増えているそうです。 自分は大きな声で叫んでいるつもりでも、蚊の鳴くような声しか出ない。いきなりそんな状況になったら驚いてしまいますね。 この声が出なくなる原因、声帯の異常にあるようです。声帯の異常を引き起こすそもそもの原因は、加齢なんだそうです。 歳を取るにつれてある程度声がかすれたり、薄くなって行くのは必然なことだそう。

 この声帯、声の元になる音を出していて、それを口の中で加工することによって、初めて声にすることが出来るそうです。 つまり、声帯に異常があれば、声が出なくなるということがわかります。 でも今自分はまだ若いし、大きな声も出るし、問題ない!!と思っていませんか? それは大きな間違いです。

 そもそも声帯は空気の通る穴なのですが、これをものすごい早さで開いたり閉じたりすることで 音を出しています。加齢が進むと、この声帯がきちんと閉じなくなってしまうそうなんです。 しかしそれが普通の状態です。ですが声帯がどんどん衰えていってしまう原因が他にもあるんです。 原因は、声を出す機会が減ること。筋肉と同じように、声帯も使わなければどんどん衰えて行くそうです。 廃用症候群と言うそうです。声が出にくくなったからといって、自分から声を出すことを控えてしまっては 逆効果です。声を出して人とのコミュニケーションを積極的に行ったり、カラオケに行って声帯を鍛えましょう。

声帯の鍛え方

 自分のつばで溺れる!!衝撃的な内容ですが、実際に起こりうることなんだそうです。 声を出すのに必要不可欠な声帯ですが、他にも重要な役割を担っているそうです。 声帯は普段は閉じていて、異物が気管や肺に入るのを阻止する弁の役目があるとのことです。 ですから、声帯が衰えて、隙間があったのでは、そこから異物が入り込み気管や肺にダメージを与える恐れがあるそうです。 先ほどのつばの例も、衰えて隙間が開いた声帯をすり抜けて、気管に入ってしまい、溺れるような苦しみを引き起こしてしまったそうです。

 一度衰えた声帯は完全に元に戻ることはないそうです。治せないの?と不安になった方、実は完全に治すことは難しくても、 改善する方法があるそうですよ?声帯自体が衰えてしまったのなら、その周りの筋肉を鍛えて、声帯をカバーしましょう、 ということのようです。それが声帯トレーニングです。 立って手を胸の前で合掌します。バストアップ体操をやっている方、はいつもやっているあの形です。 力を入れてお互いの手の平を押し合いながら『1,2,3・・・』と声を出します。 声を出すと時にタイミング良く力を入れることがポイントだそうです。 1日に10カウント×2セットを朝晩2回行うのが理想的なようですよ。 力を入れて、声帯を閉じながら声を出すのがこのトレーニングのポイントだそうです。

 番組内でやっていた、声帯の状態を判断するテストをご紹介します。 自分が出しやすい声で、『あ〜』と声を出し、何秒続くか計ってみて下さい。10秒未満で声がかすれるなどの 症状がある方は、声帯異常の疑いがあるそうです。耳鼻咽喉科で診てもらうのがよいそうですよ。 炎症を起こしていたり、ガンなどで手術が必要な場合もあるため、早めに診療してもらうのが良いそうです。

 また、今ではノドを開いて声を出しやすくするためのグッズなども発売されています。実際の目的はボイストレーニングのための 器具ですが、声帯の筋肉を鍛えるという意味では十分効果があるようです。 実際に加齢で声を出すのが大変になった方が悩みを改善したという例もあるそうですから、使用してみてはいかがでしょう。 いずれにせよ、常に声帯を良く使うことが重要ですから、人と積極的にコミュニケーションをとっったり、カラオケに行って 思いっきり歌うなどして、普段から声帯が衰えないよう心がけましょう。